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はじめてのスクラッチプログラミング
導入事例
拍のながれにのって
学校名:東京都品川区立延山小学校
学年:3年生
教科等:音楽
取り組みの背景
東京都教育委員会が指定する、平成30・31年度 プログラミング教育推進校である品川区立延山小学校において、スクラッチを活用した曲作りの研究授業を実施しました。
児童は、打楽器や手拍子などでのリズム打ちは経験していましたが、白紙のところからリズムを作り出すことはピアノを習っている児童でも難しいという実態がありました。そこで今回は、旋律を聴いて自分なりのイメージをもち、そのイメージに合ったリズム伴奏を自分で作り、友達と合わせて一つの曲を仕上げることに取り組みました。曲作りの過程で、正確なリズムを確認したりシミュレーションしたりすることを目的に、スクラッチを活用しました。
ねらい
- 旋律からいろいろなイメージをもち、自分のリズムを作る。
- ペアの人と合わせてリズムや音の重なりを工夫し、自分たちだけの曲を作る。
授業の展開
前回の振り返り
まず、黒板に掲示された表を確認し、音符の名前、長さなどを復習しました。
また、前回の授業で練習をしたスクラッチの操作について復習をしました。
範奏を聴く
先生が作曲した旋律を確認しました。
旋律は、リズム伴奏を作る時に児童自身が何度も確認できるよう、スクラッチの中にあらかじめ取り込んでおきました。
曲のイメージを話し合う
どんな感じの曲にしたいか、ペアで相談しました。
忙しい感じ、ゆったりした感じ、おだやかな春の風、など先生が例に挙げたイメージをもとに児童たちも想像力を膨らませ、話し合っていました。
リズム伴奏を作る
ペアで決めたイメージになるように、スクラッチを使ってまずは個人で4小節のリズムを作りました。音符や休符のブロックを組み合わせて、1小節ごとに再生して確認しながらリズムを作っていきました。
リズムができあがったペアは、相談して音色を決めたり、作ったリズム伴奏を同時に鳴らして確かめたりして自分たちだけの曲作りに真剣に取り組んでいました。
まとめ
「楽しかったかな?」と先生が問いかけると多くの児童が頷いていました。
次回は、作った曲を発表することが先生から伝えられ、最後にファイルを保存して授業は終了しました。
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